理学療法士の必需品は?国試・面接・初出勤日に必要な持ち物
理学療法士を目指す上で、
・国家試験当日の持ち物は?
・面接に行くときには、どんな準備が必要?
・初出勤日には何を持っていけばいいの?
といった疑問をお持ちの方は多いかもしれません。
実際に、勤務先や受験会場で「あれがない!」「これを忘れてしまった!」と困る場面が少なくないのも事実です。
そこで本記事では、理学療法士の「必需品リスト」を、初出勤日・国試・面接という3つのシチュエーション別にまとめてみました。
日々の業務で使う道具や、試験・面接に必要となる書類、そして意外と見落としがちな細かな物まで、理学療法士の必需品をピックアップしています。
事前にしっかりチェックしておくことで、自信を持って当日を迎えられるよう願っています。
【国家試験当日の持ち物】理学療法士・受験生の必需品
理学療法士の国家試験を受ける際の必需品をご紹介します。
国家試験当日になって焦らないように、国試当日の必需品を事前にしっかりチェックしましょう。
絶対に忘れてはいけないもの
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受験票
- 何をおいても最優先。忘れないよう厳重に管理してください。
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筆記用具
- 鉛筆や消しゴムは余裕を持って数本ずつ用意しましょう。
- 鉛筆削りもあると安心です。
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時計
- 時間配分が合否を左右することも。
- アラーム機能付きは避けましょう。
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お財布
- 交通費やタクシー代があると、万が一のときに心強いです。
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マスク
- 今の時代なら必須アイテム。
替えを数枚持っておくと安心です。
持っていったほうがいいもの
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お昼ごはん
- 試験会場周辺に適当な飲食店がない場合や、混雑で時間が取れない場合があります。
午後の試験に向け、食べ過ぎには注意です。 -
参考書・ミニノート
- 普段使いの参考書はお守りがわりにも。
トイレ待ちなどのスキマ時間に確認できるよう、要点をまとめたミニノートがあると便利です。 -
会場への行き方メモ
- 事前に道順をしっかり調べ、必要事項をメモしておきましょう。
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体温調節できる上着
- 会場の室温に対応できるよう、脱ぎ着しやすい服装を用意。
ひざ掛けを持っていくのもおすすめです。 -
スマホ
- 会場では必ず電源を切り、試験中は使用しないよう注意しましょう。
人によって必要なもの・あると便利なもの
- 上履き・下履き入れ
- ハンカチ・ティッシュ
- 常備薬
- メガネ
- ヘアピンやゴム
- お菓子・のどあめ
リラックスや気分転換に役立つアイテムがあれば、ぜひ持参しましょう。
事前にしっかり準備して安心して試験に臨もう!
受験票・筆記用具・時計は最重要アイテムなので、くれぐれも忘れないようにしてください。
当日のスケジュールや移動時間も併せて確認しておくと安心です。
自分の力を最大限に発揮できるよう、心身ともに整えて試験に挑みましょう。
応援しています!
以上が、理学療法士の国家試験当日の必需品のご紹介でした。
次に、就活生・転職時の理学療法士の必需品をご紹介します。
【面接日の持ち物】理学療法士の就活生・転職時の必需品
転職活動で、面接は必ず通るステップですよね。
事前の準備がしっかりできていると、自信をもってリラックスして当日を迎えられます。
ここでは「面接前日」と「面接当日」の両方でチェックしておきたいポイントをまとめました。
ぜひ活用して、万全の状態で面接に臨んでください。
面接前日のチェックリスト
身だしなみ
- スーツにシワがないか
- シャツはアイロンがけされているか
- ボタンが取れかかっていないか
- パンツの折り目がきちんとついているか
- 靴は磨かれているか
- 靴のかかとはすり減っていないか
- バッグに汚れや傷はないか
- ストッキングに伝線がないか
- ムダ毛処理は済んでいるか
- 爪は清潔に整えられているか
持ち物
- 履歴書・職務経歴書
- 必要な資格証のコピーなどの書類
- 筆記用具、メモ帳
- ハンカチ、ティッシュ、マスク
- 面接場所の地図やメモ
- 応募先の担当者名・連絡先
面接当日のチェックリスト
身だしなみ・持ち物
- 髪型が乱れていないか
- ネクタイが曲がっていないか
- ストッキングに破れや伝線がないか
- 靴に汚れがないか
- 携帯・スマホの電源はオフまたはマナーモードか
- メイクは崩れていないか
- 提出書類をすぐに取り出せるように準備しているか
心がまえ
- 深呼吸を3回して落ち着く
- 口角を上げて自然な笑顔の練習
- 自己紹介や志望動機を頭の中でおさらい
- 姿勢を正してリラックスする準備
しっかりとチェックリストを確認しておくことで、不安を解消し、自信をもって面接に臨むことができます。
万全な準備を整えて、ぜひ良い結果をつかみ取ってくださいね。
以上が、就活生・転職時の必需品でした。
最後に、理学療法士の初出勤日までに揃えたい必需品をご紹介します。
【初出勤日までに揃えたい】理学療法士の必需品
理学療法士として働く際には、血圧計や打腱器など、さまざまな道具が必要となります。
これらには、職場が用意してくれるものと、自分で用意しなければならないものがあるため、まずは勤務先の指示を確認しましょう。
もし、貸与される道具でも自分の使いやすいものを使いたい場合は、あらかじめ職場に相談しておくと安心です。
ここからは、理学療法士が初出勤日までに揃えたい必需品をご紹介します。
必ずそろえておきたい道具や、初出勤までに準備しておくと便利な持ち物をご紹介するので、ぜひご参考にしてください。
理学療法士の必需品
理学療法士が使用する道具は、担当業務によって異なりますが、以下の7つは代表的なアイテムです。
打腱器
腱反射を誘発し、神経系の状態を調べるために使うハンマー状の道具です。
重量や素材が異なる数種類が存在し、用途に合わせて選択されます。
血圧計
リハビリの最中に患者さんの状態を把握するうえで欠かせません。
循環器疾患を抱えた患者さんの場合、血圧計で循環動態を入念に確認する必要があります。
手首式の小型タイプや、上腕に装着してしっかり計測できるタイプなどがあります。
パルスオキシメーター
血中酸素飽和度と脈拍を測定する機器です。
血圧計や聴診器と組み合わせると、患者さんの身体状態をより正確に把握できます。
呼吸器疾患や心疾患がある方の場合、血圧・心音だけでなく、酸素状況や脈拍を細かく評価することが求められます。
聴診器
心臓や肺の音を確認するための重要な道具です。
特に循環器疾患を持つ患者さんが呼吸リハビリを行う際に、大きな役割を果たします。
多くの場合、勤務先で支給されますが、自分に合った使いやすいものを個人で用意するケースもあります。
ゴニオメーター
関節の角度を測る機器で、「日常生活で必要な関節可動域が確保されているか」を評価する際に活躍します。
リハビリの効果判定にも欠かせない、理学療法士が頻繁に使うアイテムの一つです。
ストップウォッチ
患者さんの歩行速度や、連続歩行可能な時間を記録するために使用します。
職場で指定がない場合は、首から下げられるタイプや時計にストップウォッチ機能が付いたものなど、使いやすいモデルを選ぶと便利です。
メジャー
患者さんの身体周りや長さを計測するほか、炎症の程度を把握するときにも用いられます。
自分の手に合うサイズのものを選び、操作しやすさを重視すると良いでしょう。
上記の道具は理学療法士の業務で使用頻度が高く、就職後すぐに必要となる場合も多々あります。
職場から貸与されない場合には、早めに準備しておくことがおすすめです。
衛生用品も
上記でご紹介した必須アイテムに加えて、入職日までにそろえておくと便利なものがあります。
たとえば、下記のような衛生用品は、理学療法士が業務を行ううえでとても重宝します。
- 上履き
- 筆記用具
- メモ帳
- 歯ブラシや口臭ケアスプレー
- 爪切り
- 携帯用消毒液
- ハンドクリーム など
理学療法士に求められるのは、まず清潔感です。
上履きの清掃状態にも十分注意しましょう。
また、初日は職場のルールや仕事の流れについて教わる機会が多いため、筆記用具やメモ帳を持参するとスムーズにメモが取れて安心です。
理学療法士は患者さんのすぐそばで会話をすることが多いため、エチケット面にも配慮が必要です。
いつでも口臭対策ができるように歯ブラシを携帯したり、携帯用の消毒液を常備して感染対策を欠かさないことをおすすめします。
さらに、患者さんとの接触が多い仕事柄、手元もよく見られます。
爪切りや、においの気にならないハンドクリームを用意しておくことで、いつでも手をケアでき、清潔な印象を保つことができます。
初出勤までに提出すべき書類
必要書類については、入職前に案内されることがほとんどですが、もし指示がなければ早めに確認しましょう。
一般的に提出を求められるのは、以下のような書類です。
- 養成校の卒業証明書や各種資格証明書
- マイナンバーカード(または住民票の写し)
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 扶養控除等申告書
- 健康保険被扶養者異動届
- 給与振込先の口座情報 など
理学療法士の国家試験に合格したばかりの場合、免許証の申請から交付までは2~3か月ほどかかります。
免許が手元に届く前に理学療法士として就業する場合は、事前に勤務先へ確認のうえ「登録済証明書」の発行手続きを行いましょう。
転職する場合は、前職で退職時に受け取った雇用保険被保険者証や源泉徴収票を提出する必要があります。
なお、扶養控除等申告書や健康保険被扶養者異動届は、税金や社会保険などの手続きに必要な書類です。
健康保険被扶養者異動届は扶養している家族がいる場合に提出し、扶養控除等申告書は扶養家族がいない場合でも提出対象となります。
身だしなみについて
身だしなみは、新しい職場での第一印象を左右する重要なポイントです。
医療や介護の現場にふさわしい、清潔感のある外見を意識しましょう。
職場に服装規定がある場合は、事前によく確認し、守ることが大切です。
初出勤時には、男性・女性問わずスーツやオフィスカジュアルなど、落ち着いたコーディネートを選ぶのがおすすめです。
職場の雰囲気に合わせることはもちろん、汚れの有無や全体的な印象にも気を配りましょう。
髪型は清潔感とまとまりを重視したスタイルにするのが無難です。
極端に明るい髪色は避けたほうが安心ですね。
メイクは派手な色合いを使わず、ナチュラルメイクを心がけましょう。
男性の場合は、ひげを整えたり剃ったりして、清潔感を保つことが重要です。
さらに、ネイルデザインや爪の長さ、アクセサリーの有無なども見落としがちなチェックポイントです。
身だしなみを整える際は、おしゃれかどうかよりも、職場の雰囲気や社会人としての適切さを優先してください。
初出勤で気を付けたいこと
新しい職場で好印象を受けるために気をつけたいことをご紹介します。
出勤時間の確認
初日からギリギリの行動は、周囲に良い印象を与えにくいものです。
また、勤務開始前にロッカーや設備の案内を受ける可能性もあります。
あらかじめ出勤時間や待ち合わせ場所を確認し、少なくとも指定された時間の10分前には到着するよう心がけましょう。
慣れない経路や交通機関に戸惑ったり、予想外の遅延が起きたりする場合を考慮して、事前に乗り換え方法や道順などを調べておくことも大切です。
時間に余裕を持つことで、焦らず行動でき、落ち着いて初日を迎えられます。
事前に挨拶の内容を考えておく
職場での第一印象を左右するのが、明るく丁寧なあいさつです。
初出勤の日には、全員の前で自己紹介をする機会があるかもしれません。
緊張してうまく話せないことを防ぐために、事前に伝えたい内容を整理しておくと安心です。
自己紹介では、名前・職種・経験などを簡潔にまとめ、新しい職場での抱負を加えると良いでしょう。
長くても1分以内を目安に、はっきりとした声で伝えることがポイントです。
笑顔を添えることで、さらに好印象につながります。
学習意欲をみせる
新しい環境で早く信頼を得るには、学ぼうとする熱意が欠かせません。
教えてもらったことはメモに残し、わからない点は積極的に質問しましょう。
理学療法士としての活動には、日々の勉強や情報収集が不可欠です。
そうした姿勢を仕事中に示すことで、周囲のサポートを得やすくなります。
特に新卒の方にとっては、新しい経験が次々と訪れる時期です。
多くの知識や技術を吸収し、それをどう活かすかを常に考えながら、患者さまのケアに真剣に向き合いましょう。
学びへの意欲が伝われば、職場での評価と信頼も自然と高まっていきます。
以上が、理学療法士の初出勤日の必需品でした。
理学療法士にとって、初出勤日や国試当日、そして採用面接の日はどれも大切な節目といえます。
どの場面でも「何を持っていけばよいか?」という疑問は尽きませんが、今回の記事で紹介した必需品リストやポイントを押さえておくことで、準備の抜け漏れを防ぎ、安心して本番に臨むことができるでしょう。
特に初出勤日には日々の業務で使う道具や制服などが必要となり、国試では受験票や筆記用具、身体を整えるグッズが意外に役立つこともあります。
また、面接の際には書類だけでなく、清潔感のある身だしなみや、アピールポイントをまとめたメモなども重要です。
持ち物は「忘れると困るもの」だけでなく、自分をサポートしてくれる道具や情報も含まれます。
たとえば緊張しやすい方は、面接や試験前にリラックスできる音楽プレーヤーやお気に入りの香りを用意しておくなど、自分なりの対策も考えておくとよいでしょう。
理学療法士としての第一歩をスムーズに踏み出すためにも、しっかりと事前準備を行い、心身ともに万全の状態で当日を迎えてください。
この記事でご紹介した内容を参考に、必要な持ち物を一つひとつ確認しながら準備を進めれば、大きな不安はきっと解消されます。
理学療法士として羽ばたく皆さんが、充実したキャリアを築いていけるよう、心から応援しています。
どうか焦らず、自分のペースで取り組んでくださいね。