理学療法士との結婚にはデメリットがある?将来についてお悩みの方へ
理学療法士とお付き合いしている方の中には、「理学療法士」という仕事がどんなものか、まだ詳しく分からない方もいるかもしれません。
理学療法士は経済的に安定しているの?解雇のリスクは?一緒に過ごせる時間は十分取れる?といった疑問が浮かぶのは自然なことです。
「理学療法士と結婚しても大丈夫かな?」と不安に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、理学療法士との結婚のにはデメリットもメリットもありますが、心配はありません。
この記事では、理学療法士との結婚のデメリット・メリットを詳しく解説し、理学療法士と結婚することの魅力についてお伝えします。
理学療法士のパートナーがいる方、特に結婚を考えている方には、きっと役立つ内容になっているはずです。
理学療法士と結婚する6つのデメリットは?
まず最初に理学療法士と結婚する際に考えられるデメリットについてご紹介します。
- 年収が低い
- 論理的で面倒臭い人が多い
- 職場の女性関係で不安になる
- 休みが少なく、融通が利きにくい
- 休日も忙しい
- 出費が大きい
それぞれについて順に解説していきます。
年収が低い
理学療法士の年収は必ずしも高収入というわけではありません。
年収は一般的な会社員と同程度であり、新卒時の給与は他の業界と比べて良い場合もありますが、経験を積んでも昇給率はそれほど高くありません。
例えば、子供2人を含む4人家族を支えるには、理学療法士の一人の収入だけでは経済的に厳しいため、共働きが現実的な選択となります。
医療系の国家資格であっても、必ずしも高収入が保証されているわけではない点に注意が必要です。
論理的で面倒臭い人が多い
理学療法士には、論理的で几帳面な性格の方が多い傾向があります。
その理由として、医療の現場では、個人の考えよりもエビデンス(証拠や研究データ)が重視されるからです。
つまり、主観よりも客観的な裏付けが大切とされているのです。
このような考え方が日常生活にも影響することがあり、仕事の癖で私生活でも論理的な思考をする理学療法士もいます。
論理的であることは確かに優れた点ですが、家族間のやりとりや子育ての場面で、論理を重視しすぎると相手に窮屈さを感じさせてしまうこともあるかもしれません。
職場の女性関係で不安になる
理学療法士や作業療法士の職場には、女性スタッフが多く在籍しています。
理学療法士・作業療法士自体の男女比はほぼ半々ですが、職場には看護師や介護士、栄養士といった、女性が多い傾向のある職種も多く含まれています。
そのため、職場の飲み会や社内イベントでは、女性と接する機会が自然と増える環境です。
彼の浮気が心配だったり、少し嫉妬しやすい方にとっては、気が休まらない職場環境に感じるかもしれません。
休みが少なく、融通が利きにくい
理学療法士や作業療法士の職場は、休日が少ない傾向にあります。
特に忙しい現場では、有給休暇の取得が難しい場合も少なくありません。
また、最近では土日祝日もリハビリを行う施設が増えており、その傾向がさらに強まっています。
休みが少なく、有給も取りにくい環境では、家族との時間を確保することが難しくなります。
特に共働きの場合、その影響はより大きく感じられるでしょう。
休日も忙しい
時には、仕事が休みの日でも忙しいことがあります。
理学療法士や作業療法士は、常に自己研鑽が求められる職業です。
この勉強は、理学療法士・作業療法士としてのキャリアを続けるうえで欠かせません。
そのため、休日に勉強会や学会に参加することもあります。
基本的には参加は個人の判断に任されていますが、職場の雰囲気によっては参加が半ば強制されることも。
せっかくの休日を一緒に過ごせると思っていたのに、勉強会で会えないなんてことがあるのです。
出費が大きい
理学療法士として常に勉強し、スキルを磨き続けることが大切です。
しかし、医療系の研修や書籍にはかなりの費用がかかるのも事実です。
研修費:一般的に1〜2万円が相場ですが、高額なものでは数十万円に達することもあります。
書籍代:1冊あたり5千〜1万円程度が一般的です。
こうした自己研鑽のための出費は、他の職業と比べても負担が大きく、経済的なデメリットといえるでしょう。
以上が、理学療法士と結婚する6つのデメリットでした。
休日の予定を合わせにくいなどストレスになるかもしれないデメリットも見られましたが、悪いことばかりではありません。
続いて、理学療法士と結婚するメリットをご紹介いたします。
理学療法士と結婚する5つのメリットは?
理学療法士との結婚にはデメリットだけでなく、多くのメリットもあります。
- 収入が安定している
- 自宅でケアしてくれる
- 優しくて思いやりがある人が多い
- 転勤がない
- 世間からのイメージが良い
それぞれについて詳しく解説していきます。
収入が安定している
デメリットとして給与が低めであることを挙げましたが、理学療法士は国家資格であるため、職業自体の安定性は高いです。
勤務先となる病院や医療施設が倒産するケースは稀であり、また、AIに取って代わられる心配もありません。
さらに、資格を持っていれば転職もしやすく、定年まで働ける安定性のある職業であることは、理学療法士の大きなメリットと言えるでしょう。
自宅でケアしてくれる
理学療法士と結婚した方からは、「身体のケアをしてくれる」「病気について気軽に相談できる」といった点に心強さを感じるという意見が寄せられています。
肩や腰が痛いときに自宅でケアしてもらえるのは嬉しいですよね。
20代ではまだ実感が少ないかもしれませんが、30代になると子育てや仕事の疲れが身体に影響を及ぼしやすくなります。
私も週に1回ほど妻にマッサージをしてもらっていますが、大きな助けになっています。
また、家族や子供の病気について気軽に相談できることも大きなメリットです。
理学療法士は整形外科の痛みに関する知識だけでなく、幅広い病気について学んでいるため、緊急時の対処法も心得ています。
家族に医療従事者がいることは、想像以上に心強いものです。
優しくて思いやりがある人が多い
理学療法士は日常的に多くの患者さんと接する職業です。
痛みや障害を抱える患者さんの多くは、不安や苛立ちを感じていることが多いため、理学療法士には傾聴や思いやりが欠かせません。
そのため、理学療法士は友人やパートナーにも優しく、おおらかな性格の方が多い傾向にあります。
また、愚痴や悩みを聞くことに慣れているため、結婚後もパートナーの話にしっかり耳を傾けてくれるでしょう。
理学療法士に限らず、人の健康や命に携わる医療従事者は、基本的に誠実で温かい人が多い職業です。
転勤がない
理学療法士や作業療法士の職場では、転勤が少ない傾向にあります。
仮に転勤がある場合でも、多くは自宅から通える範囲内や期間限定の転勤が主流です。
大規模なグループ病院でない限り、県外への転勤はほとんどありません。
そのため、単身赴任や家族全員での引っ越しが必要になるリスクは少ないと言えます。
世間からのイメージが良い
理学療法士と子育ての両立は可能?
結論からお伝えすると、理学療法士と子育ての両立は十分に可能です。
その理由として、以下の5つのポイントが挙げられます。
- 子どもの急な病気や発熱時に休みを取りやすい職場環境がある
- 国家資格を持つため、一度離職しても復職がしやすい
- 夜勤がなく、休日出勤を求められる職場が少ない
- フレキシブルな勤務形態が選べる
- 復職に向けたセミナーや支援が充実している
また、理学療法士は単位制の勤務が多く、時短勤務も可能なので、子育てとの両立がしやすい職場が多いです。
もちろん、子育てと仕事の両立には苦労もありますが、理学療法士という職業はそれを可能にするサポートが整っています。
職場の制度
育児休業や時短勤務、フレックス制度など、子育てを支援する制度を活用することができます。
制度を利用する際は、上司や人事担当者に相談し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
また、子供の急な病気やケガに備えて、有給休暇を計画的に取得しておくこともポイントです。
家事の効率化
子育てと仕事を両立するためには、家事を効率よくこなす工夫が欠かせません。
とりわけ食事の準備は毎日の大きな課題です。
週末にまとめて作り置きをしたり、時短料理用の調味料を活用したり、宅配サービスを利用することで、時間を節約できます。
また、掃除や洗濯などの家事は、家族で分担し、協力して進めると良いでしょう。
以上のように、理学療法士と子育ての両立は十分に可能です。
理学療法士との結婚にはデメリットもありますが、職業の安定性や医学的な知識を持っているため、いざというときに頼りになるというメリットもあります。
結婚相手は、長い時間を共に過ごす大切なパートナーですから、後悔のない選択をしたいですよね。
本記事が、そんなパートナー選びの参考になれば幸いです。
以下の記事では理学療法士の給料について詳しく解説しています。
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