「作業療法士の資格って履歴書でどう書けばいいの?」

作業療法士の就職活動において、履歴書は不可欠な書類です。

履歴書の内容や書き方が適切でなければ、面接に進めない可能性もあります。

したがって、履歴書の作成にはポイントを押さえる必要があります。

特に志望動機の記述は、自分のキャリアを整理し、強みや弱みを把握しておくことが重要です。

この準備をしっかりと行えば、面接でも自己アピールができるでしょう。

本記事では、作業療法士資格の履歴書の書き方や作成時のポイントなどを詳しく解説します。

履歴書の正しい作成方法やマナーを学ぶことで、希望する職場に自信を持って応募できるはずです。

作業療法士の資格は履歴書でこう書こう

作業療法士の資格を履歴書に記載する際には、以下のように書くことがポイントです。

1. 資格名を明確に記載する

作業療法士の資格であることを明確に伝えるため、資格名は正確に記載しましょう。

例えば、「作業療法士免許 取得」と記載します。

2. 取得年月を記入する

履歴書には、取得した年月を記入することが重要です。

作業療法士の資格を取得した年月を正確に記載しましょう。

3. 取得した機関や学校名を記載する

作業療法士の資格を取得した機関や学校名を明記しましょう。

例えば、「○○大学作業療法学科」といった具体的な情報を記載します。

4. 資格を活かした経験や実績をアピールする

履歴書では、資格を活かした経験や実績をアピールすることが重要です。

作業療法士としての実務経験や研究活動、関連する賞罰などを記載し、自身の専門性や能力をアピールしましょう。

作業療法士の資格は、履歴書に記載する際には正確かつ具体的に記述することがポイントです。

自身の専門性や実績をしっかりとアピールし、採用担当者に自信を持って伝えることが大切です。

以上が、作業療法士資格の履歴書の記載方法でした。

次に、作業療法士の履歴書の書き方をご紹介します。

作業療法士の履歴書の書き方

作業療法士の履歴書の書き方について細かくご説明します。

履歴書は慎重に作成し、正確な情報を記載することが重要です。

完成後は、全体を確認して誤りや抜け落ちがないことを確認しましょう。

作業療法士の履歴書には、その職種ならではの注意点があります。

これらについて詳しく見ていきます。

学歴を書く

学歴の記載にあたっては以下の点に留意しましょう。

– 高校や専門学校からの記入が基本で、義務教育については記載不要です。
– 西暦か元号(昭和・平成・令和など)の表記を統一します。
– 学校名の後に学部・学科やコースを記入しましょう。
– 応募職種に関連する専攻や研究テーマがある場合は追加記載できます。
– 学校名は略さず正式名称で記入します。
– 西暦か元号のいずれを使うかは履歴書全体で統一します。
– 医療系職種では元号表記が一般的です。
– 学校名が変更された場合は、(現○○大学)などと併記します。

職歴の記入

職歴の記入に際しては以下のポイントに留意しましょう。

まず、最終学歴卒業後の経歴を時系列で記入します。会社名は正式名称を使用し、部署異動などがあった場合はその異動履歴も記入します。

在職中の場合は「現在に至る」と、退職が決まっている場合は「令和〇年(20××年)△月△日 退職予定」と記載します。

最終行の下には「以上」と右寄せで記入しましょう。

また、会社の合併や統合で社名が変更になった場合は、「○○株式会社(現△△会社)」のように表記します。

特に、リハビリテーション関連の職務経験がある場合は、その経験が評価されることがあるため、積極的に記入することをおすすめします。

免許・資格の記入

免許や資格を記載する際の注意点は以下の通りです。

まず、免許と資格を明確に区別して記載しましょう。

免許は正式名称で記入し、その後に資格を記入します。リハビリテーションに関わる民間資格も記載することができます。

また、取得予定の免許や資格があれば、それも積極的に記入するとよいでしょう。

作業療法士の資格は「作業療法士免許 取得」と表記します。

免許・資格の具体的な記載例としては、「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」や「実用英語技能検定○級」などが考えられます。

ただし、保有している免許や資格が多数ある場合は、応募先の業務に活かせるものだけを厳選して記載するのがベターです。

多すぎると、かえってアピールしたい点が伝わりにくくなります。

さらに、現在勉強中の資格があれば、その旨を記載しておくと、アピール力が高まります。

以上が、免許・資格欄の注意点やポイントになります。

志望動機の記入

自分の言葉で表現した志望動機は、履歴書の中でも特に重要な部分です。

新卒の場合と転職の場合では、志望動機の書き方に違いがあります。

それぞれの場合について説明します。

新卒の場合

企業が新卒採用の際に重視するのは、応募者の人柄や考え方が自社の求める人物像に合っているかどうかです。

事前に企業のウェブサイトや資料を熟読し、その企業理念を十分に理解しておくことが重要です。

その上で、企業の理念に共感できる点や、作業療法士としてその企業で働きたい理由を、自身の経験と関連付けながら記載することをおすすめします。

転職の場合

既存の職務経験を活かし、志望先の業務に貢献できる方法を明示しましょう。

また、転職後のキャリアビジョンを示すことで、長期的な活躍が期待できることを強調します。

転職理由は前職への不満ではなく、志望先での活躍意欲に焦点を当てます。

異業種からの転職者は、作業療法士への転身理由と医療・福祉への貢献意欲を具体的に述べることをおすすめします。

以下の記事では、作業療法士の志望動機の書き方について詳しく説明しています。

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本人希望欄の記入

履歴書の本人希望欄では、「貴社の規定に従います」と記載するのが一般的です。

ただし、どうしても譲れない条件がある場合は、その理由を簡潔に説明することをお勧めします。

その他の条件については、面接の過程で双方で調整することが望ましいでしょう。

また、特記すべき事項がない場合でも、「特に無し」と記入したり、空欄にするのは避けたほうが良いでしょう。

これらの対応は、常識がないと判断される可能性があるためです。

以上が、作業療法士の履歴書の書き方でした。

それでは最後に、作業療法士の履歴書作成で大事にしたい5つのポイントをご紹介します。

作業療法士の履歴書作成で大事にしたい5つのポイント

作業療法士が履歴書を作成する際に、志望動機以外にも重要なポイントが数多く存在します。

書き方や作成方法を十分に理解した上で、応募先に好印象を与える履歴書を作成することが肝心です。

①手書きで作成

履歴書の作成方法については、指定がない場合、手書きもしくはパソコンで作成することが可能です。

ただし、手書きで作成することが望ましいと考えられています。

手書きの履歴書では、応募者の経験や思いが伝わりやすく、人物像や真剣さがより感じられます。

手書きの際は、ボールペンや万年筆を使用し、修正テープの使用は避けましょう。

②趣味・特技で自己アピール

趣味や特技は仕事と直接関係ないと考えがちですが、実はそこに自身の人となりを表すチャンスがあります。

フットサルや野球などコミュニケーション能力が必要な趣味を持っている人は、職場でも人間関係構築が得意であることをアピールできるでしょう。

面接時や入社後の話題にもなりますので、履歴書の趣味・特技欄には具体的な例を1つは記載することをおすすめします。

③職歴は正式名称で記入する

病院や施設名は正式名称で記載し、担当科も明記することで、採用担当者がより正確に仕事内容を把握できるでしょう。

また、職歴の最後には「現在に至る」または退職の理由を記載するなど、適切な表現を用いることが重要です。

④資格はすべて記入する

作業療法士は多様な生活リハビリを行い、リハビリに役立つ資格も数多く取得できます。

したがって、仕事と直接関係のない資格でも、保有している資格は全て履歴書に記載するようにしましょう。

さらに、現在資格取得に向けて勉強中のものがあれば、その進捗状況(1次試験合格、講習受講中など)も合わせて記載することをおすすめします。

⑤履歴書の日付は面接当日に設定

履歴書の日付は、応募先企業に提出する際の日付を記載するのが一般的です。

面接時に手渡しする場合は、面接当日の日付を記載するのが適切でしょう。

これにより、履歴書の内容が面接時点の情報であることが明確になります。

一方、郵送で先に履歴書を送付する場合は、投函した日付を記載するべきです。

面接官が履歴書を確認するタイミングは不明のため、提出した日付を明示しておくことが重要です。

以上が、作業療法士の履歴書作成で大事にしたい5つのポイントでした。

作業療法士の資格を持っている方が履歴書を作成する際の方法やポイントについて紹介しました。

履歴書の中で重要な項目や記載方法を具体的に解説しましたので、参考にしてください。

作業療法士の経歴やスキルを的確に伝えることができれば、就職活動や転職活動において有利になること間違いありません。

履歴書の書き方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。