こどもプラス求人 - 放課後等デイサービス・児童発達支援

こどもプラス求人 - 放課後等デイサービス・児童発達支援

お役立ちコラム

放課後等デイサービスの1日の流れとスケジュール【働くスタッフ】

放課後等デイサービスの1日の流れとスケジュール【働くスタッフ】

「放課後等デイサービス(放デイ)」での仕事に興味はあるけれど、実際にどんな働き方をするのか、未経験でも大丈夫なのか、不安に思っている方も多いかもしれません。

この仕事の最大の魅力は、子どもたちの成長を日々間近で支え、その「できた!」という瞬間を一緒に喜べることです。

ここでは、放課後等デイサービスで働くスタッフ(指導員)の、平日と休日のリアルな1日のスケジュールと仕事内容を解説します。

放課後等デイサービスの仕事とは?未経験でも働ける?

放課後等デイサービスで働くスタッフ

放課後等デイサービスは、障害のある(または発達に特性のある)小中高校生が、放課後や休日に通う施設です。

スタッフの役割は、単に子どもたちを見守る(預かる)だけではありません。

一人ひとりの「個別支援計画」に基づき、遊びや宿題、プログラム活動を通じて、子どもたちが将来自立した社会生活を送れるようにスキルアップを支援することです。

資格について

児童発達支援管理責任者(児発管)や管理者児童指導員(※)といった専門職は、資格や実務経験が必要です。

一方で、子どもたちのサポートを直接行う「指導員」は、無資格・未経験からでもスタートできる求人が多くあります。大切なのは、子どもたちに寄り添い、その成長を応援したいという気持ちです。

(※児童指導員は、教員免許・社会福祉士・精神保健福祉士の資格保持者や、大学の特定学部を卒業した方なども該当します。)

放課後等デイサービスの一日の流れ

放課後等デイサービスで働くスタッフの1日の流れ(例)を見ていきましょう。

スタッフの1日の流れ【平日編】

平日は、子どもたちが学校に行っている午後からの出勤(例: 10:00~19:00や11:00~20:00など)が一般的です。

時間 スケジュール スタッフの具体的な仕事内容
10:00~13:00 出勤・ミーティング・事務作業 出勤したら、まずは掃除や消毒作業。その後、スタッフミーティングでその日に来所する子どもたちの情報(学校での様子、体調、注意点など)を共有します。支援記録の作成や、翌日のプログラム準備(教材作成など)もこの時間に行います。
13:00~14:30 送迎(学校へお迎え) 送迎車で、担当の学校へ子どもたちを迎えに行きます。(※運転免許が必須の事業所と、運転業務なしの添乗のみの場合があります)。学校の先生から、その日の子どもの様子を引き継ぐことも大切な業務です。
14:30~15:30 子どもたちの来所・健康チェック 事業所に到着した子どもたちを笑顔で迎えます。手洗い・うがいを促し、検温や体調のチェックを行います。「今日は学校どうだった?」などと声をかけ、リラックスできる雰囲気を作ります。
15:30~16:30 宿題・学習サポート 子どもたちが学校の宿題に取り組む時間です。スタッフは「教えすぎず、自分で考える力」を引き出すことを意識し、見守りやヒント出しを行います。集中力が途切れないよう、環境を整えることも重要です。
16:30~17:30 集団プログラム(療育)の実施 この日のメイン活動です。SST(ソーシャルスキルトレーニング)や運動、工作など、プログラムの進行役やサポート役を務めます。子どもたちの関わり方や表情を注意深く観察し、必要に応じて介入します。(例:ルールを守れるよう声をかける、うまく参加できない子に寄り添う)
17:30~18:00 おやつ・自由時間 おやつの準備や配膳。子どもたちとコミュニケーションを取りながら、安全に注意して自由時間を見守ります。
18:00~19:00 帰りの会・送迎(自宅へお送り) 1日の振り返りを行い、子どもたちをご自宅まで送迎車でお送りします。保護者の方に、その日の子どもの様子やプログラムでの頑張りを口頭や連絡帳で具体的にお伝えします。
19:00~ 終礼・片付け・退勤 子どもたちが帰った後、使った部屋の掃除や消毒。スタッフ全員でその日の支援の振り返り(反省や良かった点)を行い、支援記録をシステムに入力して業務終了です。

スタッフの1日の流れ【休日・長期休暇編】

土曜日や夏休み・冬休みなどは、子どもたちが朝から来所するため、スタッフも朝からの勤務(例: 8:30~17:30など)となります。

時間 スケジュール スタッフの具体的な仕事内容
8:30~ 9:30 出勤・ミーティング・送迎(自宅へお迎え) 朝のミーティング後、ご自宅へ子どもたちをお迎えにあがります。
9:30~10:00 来所・朝の会 健康チェック後、朝の会で1日のスケジュールの見通しを伝えます。
10:00~12:00 午前のプログラム 午前中は、公園への外出や運動プログラムなど、体力を使う活動を行うことが多いです。安全管理が最優先です。
12:00~13:00 昼食支援 子どもたちと一緒にお弁当や給食を食べます。食事のマナー指導や、偏食がある子への声かけ、必要に応じて食事の介助を行います。
13:00~14:00 休憩・静かな活動 食後は、絵本の読み聞かせやボードゲームなど、リラックスして過ごせる時間(クールダウン)を設けます。
14:00~15:00 午後のプログラム 午後は、クッキング(調理実習)や工作、SSTなど、室内でじっくり取り組む活動を行います。
15:00~15:30 おやつ おやつの時間です。クッキングで作ったものを食べることもあります。
15:30~16:30 帰りの会・送迎準備 掃除や片付けを子どもたちと一緒に行い、帰りの会で1日を振り返ります。
16:30~ 送迎(自宅へお送り)・終礼・退勤 ご自宅へお送りし、保護者の方へ様子を報告。事業所に戻り、支援記録の作成や終礼をして退勤します。

この仕事の「やりがい」と「大切なこと」

やりがい

  • できなかったことができるようになった瞬間に立ち会える。
  • 子どもたちの小さな成長を日々実感できる。
  • 子どもたちや保護者の方から「ありがとう」と直接感謝される。

大切なこと

  • 「待つ」姿勢: 子どもが自分で考え、行動するのを待つ忍耐強さ。
  • 観察力: 言葉にできない子どもの「サイン」を表情や行動から読み取る力。
  • 体力: 子どもたちと一緒に走り回ったり、外出したりする体力も必要です。
  • チームワーク: スタッフ同士で常に情報を共有し、同じ方向を向いて支援することが非常に重要です。

放課後等デイサービスの仕事は、責任も大きいですが、それ以上に大きなやりがいと喜びに満ちています。子どもたちの「未来」を支える仕事に、あなたも挑戦してみませんか?

執筆者

こどもプラス採用編集部ロゴ

こどもプラス採用編集部

放課後等デイサービス「こどもプラス」が運営する採用メディア。全国200教室以上の直営・FC教室を展開し、関連団体として特定非営利活動法人運動保育士会を運営。児童発達支援管理責任者、児童指導員、専門職員(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)、運動保育士などの有資格者が多数在籍し、現場での実務経験をもとにリアルな情報をお届けしています。

  • ✓ 全国200教室以上の運営実績
  • ✓ NPO法人運動保育士会(関連団体)
  • ✓ 有資格者多数在籍