保育士になるには?最短ルートや詳しい仕事内容まで徹底解説!
「保育士に最短でなりたいけれど、どうすればなれるの?」
この記事では、保育士になるための最短ルートや必要な資格、具体的な仕事内容まで、わかりやすく丁寧に解説しています。
中卒・高卒・大卒など、学歴別のルートも詳しくご紹介していますので、ご自身に合った道を見つける手助けになるはずです。
保育士は、こどもたちの成長を支え、時に保護者の心のよりどころとなる、やりがいに満ちた職業です。
これから保育士を目指すすべての方にとって、希望の一歩となるような情報をお届けします。
最短で保育士になるにはどうすれば良い?
保育士として働くには、国家資格を取得することが必須です。
そのためには、厚生労働省の指定する養成施設(大学・短大・専門学校)に通うことがもっともスムーズなルートとされています。
これらの施設を卒業すれば、国家試験を受けることなく保育士資格が与えられます。
「保育士にできるだけ最短でなりたい!」という方には、2年制の短期大学または専門学校への進学がおすすめです。
学びの期間を短くしつつも、必要な知識と技術をしっかりと習得できます。
一方で、乳幼児教育やこどもの心理発達、福祉の専門的な内容までじっくりと学びたい方は、4年制大学での学びを選ぶと良いでしょう。
最近では、3年制のカリキュラムを提供している短大や専門学校も登場しており、進路の選択肢はさらに広がっています。
なお、指定された養成施設を卒業していない場合には、国家試験を受けて資格を取得するルートもあります。
ただし、この国家試験は毎年10〜20%台という低い合格率であるため、独学での対策には根気と努力が求められます。
受験資格を得るまでの実務経験も必要になるため、事前にしっかりと情報収集を行い、計画的に準備を進めていくことが成功の鍵です。
以上が、保育士に最短でなる方法でした。
続いて、保育士になる一般的な方法についてお話いたします。
保育士になる一般的な方法は?
まずは、保育士になるために必要な2つの代表的な方法について見ていきましょう。
1-1. 指定保育士養成施設を卒業するルート
最も一般的かつ安定したルートのひとつが、厚生労働大臣の指定を受けた保育士養成施設を卒業する方法です。
これらの施設では、保育に必要な知識や技術を体系的に学ぶことができ、施設内での保育実習もカリキュラムに組み込まれているため、実践力を養いながら学び進めることが可能です。
短大や2年制専門学校であれば、最短で2年間の学習期間で卒業が可能であり、その時点で保育士資格を取得することができます。
これが「最短で保育士になる方法」として多くの方に選ばれている理由の一つです。
一方で、4年制大学や3年制の専門学校に進学すれば、より幅広い知識を身につけることができ、障がいをもつこどもへの支援や心理的ケアについても深く学ぶことができます。
将来的に保育現場でリーダーシップを発揮したい方や、専門性を高めたい方にはこうした学びの場がおすすめです。
学校の種類 | 主な内容 |
---|---|
大学(4年制) | 社会福祉・生活科学系の学部に設けられたこども学科や児童学科などを卒業することで資格を取得 |
短期大学(2年制) | 保育科や幼児教育科で学び、2年で卒業と同時に資格を得られる |
専門学校(2〜3年制) | 保育士養成課程を修了することで資格が取得可能 |
以下は、実際に保育士を目指すことができる短期大学の一部を紹介します。
学校名 | 所在地 | 学科・コース名 |
---|---|---|
有明教育芸術短期大学 | 東京 | 子ども教育学科 |
フェリシアこども短期大学 | 東京 | こども教育コース、国際こども教育コース |
聖徳大学短期大学 | 東京・千葉 | 幼稚園教諭・保育士コース(2年次から選択) |
洗足こども短期大学 | 神奈川 | 幼児教育保育科 |
小田原短期大学 | 神奈川 | 保育学科 |
川口短期大学 | 埼玉 | こども学科 |
東京経営短期大学 | 千葉 | こども教育学科 |
大阪キリスト教短期大学部 | 大阪 | 幼児教育学科 |
大阪芸術大学短期大学部 | 大阪・兵庫 | 保育学科 |
大阪成蹊短期大学 | 大阪 | 幼児教育学科 |
華頂短期大学 | 京都 | 幼児教育学科 |
龍谷大学短期大学部 | 京都 | こども教育学科 |
豊橋創造大学短期大学部 | 愛知 | 幼児教育・保育科 |
九州大谷短期大学 | 福岡 | 幼児教育コース、児童福祉・心理コース |
札幌国際大学短期大学部 | 北海道 | 幼児教育保育学科 |
1-2. 保育士試験を受験して資格を取得する方法
もう一つの方法として、年に2回(前期・後期)実施されている保育士試験に挑戦するという道があります。
学歴や職歴によっては、この方法が現実的である方も多く、働きながら資格取得を目指す方にも人気の選択肢となっています。
試験は筆記と実技の2段階に分かれており、まずは筆記試験で全8科目に合格することが必要です。
出題科目には、「保育原理」や「こども家庭福祉」だけでなく、「障がいのあるこどもの理解」や「社会福祉」なども含まれています。
筆記試験に合格した後、次は実技試験に進みます。
実技試験では、以下の3つの分野から2つを選んで受験します。
- 音楽表現に関する技術
- 造形表現に関する技術
- 言語表現に関する技術
言語聴覚士などの関連職種と連携する場面もあるため、幅広い表現技術が求められる点も特徴です。
実技の内容は事前の準備が重要になるため、しっかりとした対策を行うことが大切です。
以上が、保育士になる一般的な方法でした。
続いて、高卒で保育士になる方法についてお話していきます。
保育士に高卒で最短になるには?
この章では、「保育士を最短で目指したい」「大学や専門学校に通わずに保育士になりたい」と考えている高卒の方に向けて、その方法をわかりやすく詳しく解説していきます。
特に、働きながら資格取得を目指す方にとっては重要な内容となりますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
高卒で保育士になる方法①:受験資格の条件について
まずは、保育士試験を受けるための基本的な条件についてご説明します。
高等学校を卒業している方でも、卒業した年やその後の進路によって受験資格が異なります。
以下のようなパターンに該当するかどうかを確認してください。
-
1991年(平成3年)3月以前に高校を卒業された方は、保育に関する実務経験がなくても、保育士試験を受けることが可能です。
-
また、1991年以降に高校を卒業している場合でも、保育科を1996年(平成8年)3月までに修了していれば、実務経験がなくても試験を受けることができます。
-
上記のどちらにも該当しない場合は、一定期間の保育補助業務の実務経験が必要になります。
-
具体的には、2年以上かつ2,880時間以上にわたり、一定の施設において「保育補助」として勤務した実績が必要とされています。
-
ただし、同じ施設内で働いていても、調理や事務などの保育とは直接関係のない業務に従事していた場合は、受験資格として認められないので注意が必要です。
高卒で保育士になる方法②:実務経験の対象となる施設一覧(その1)
次に、保育補助の仕事として実務経験が認められる施設について、具体的な例を挙げてご紹介します。
これらの施設で保育補助として勤務し、前述の条件(2年以上・2,880時間以上)を満たすことで、保育士試験の受験資格を得ることができます。
- 保育所(定員20名以上の施設が対象)
- 保育所型認定こども園
- 幼保連携型認定こども園
- 児童厚生施設(いわゆる児童館など)
- 児童養護施設
- 助産施設
- 乳児院
- 母子生活支援施設
- 障がい児入所施設
- 児童発達支援センター
- 児童心理治療施設
- 児童自立支援施設
- 児童家庭支援センター
上記の施設であれば、所定の条件を満たすことで保育士試験の受験資格を得ることができます。
なお、実務経験としてカウントされるかどうかについては、各施設での勤務内容や勤務形態によっても異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
高卒で保育士になる方法③:実務経験の対象となる施設一覧(その2)
また、上記の施設以外にも、次のような施設で保育補助の仕事をしていた場合でも、保育士試験の受験資格として認定される可能性があります。
ただし、これらの施設が該当するかどうかは、最終的にその施設が所在する都道府県の担当窓口で確認する必要があります。
正式に申請し、認定が下りれば受験資格が与えられます。
- 認可外保育施設(認証保育園や認定保育園なども含む)
- 小規模保育事業(小規模認可保育所など)
- 幼稚園型認定こども園
- 地域裁量型認定こども園
- 幼稚園(特別支援学校の幼稚部も含まれます)
- 家庭的保育事業(いわゆる保育ママなど)
- 居宅訪問型保育事業
- 事業所内保育事業
- 放課後児童健全育成事業(学童クラブや放課後児童クラブなど)
- 一時預かり事業
- へき地保育(特例保育を含む)
- 小規模住居型児童養育事業(いわゆるファミリーホーム)
- 障がい児通所支援事業(保育所訪問支援事業は除く)
- 一時保護施設
- 放課後等デイサービス(児童デイサービス)
- 院内保育
- 企業主導型保育事業 など
こうした施設で保育補助としてしっかりと実務を積めば、大学や専門学校に通わずとも、保育士試験を受けるチャンスが広がります。
現在、言語聴覚士や看護師など他の福祉・医療分野で働いている方であっても、保育に関心がある場合は保育士へのキャリアチェンジも可能です。
以上が、保育士に高卒で最短でなる方法でした。
続いて、中学校卒業の方が保育士になるための最短ルートについてお話していきます。
中学校卒業の方が保育士になるための最短ルートについて
中学校を卒業された方が保育士を目指す場合、その道のりは少し険しく感じられるかもしれません。
しかし、しっかりとステップを踏めば、夢を叶えることは十分可能です。
中卒の方が保育士になるために考えられる最短ルートは、大きく分けて以下の3つがあります。
- 高等学校卒業程度認定試験(通称:高卒認定試験)に合格し、その後2年以上保育関連の施設などで実務経験を積み、保育士試験を受験して合格するルート。
- 高卒認定試験に合格したのち、保育士養成校(短期大学・専門学校など)に進学し、卒業して保育士資格を取得するルート。
- 中学校卒業後、保育施設などで5年以上の実務経験を積んでから保育士試験に挑戦するルート。
この3つの中で、特に①のルートは「高卒認定試験」と「保育士試験」という2つの国家試験を突破しなければならず、かなり高いハードルがあります。
特に、独学で両方の試験を乗り越えるのは大変な努力が必要です。
そのため、現実的かつ確実な道としておすすめできるのは②のルートです。
高卒認定試験の合格率はおよそ40%とされており、保育士試験の合格率である約20%よりも高くなっています。
この差から見ても、高卒認定試験を突破したあとに保育士養成校へ進学し、卒業を経て資格を取得する方が、効率よく保育士を目指せると言えるでしょう。
また、保育士養成校を選ぶ際には、費用や通学の負担を考えて、通信制の短期大学や大学を検討するのもひとつの方法です。
通信制であれば、自分のペースで学習を進められる上、働きながら学ぶことも可能ですので、生活と学びを両立しやすくなります。
つまり、中卒の方にとって最短かつおすすめのルートは、まず高卒認定試験に合格し、その後、通信制の短期大学を卒業して保育士資格を取得するという流れになります。
このルートであれば、およそ3年ほどで保育士になることができます。
以上が、中学校卒業の方が保育士になるための最短ルートについてのお話でした。
続いて、保育士になるために必要な試験についてお話していきます。
保育士になるために必要な試験とは?
保育士として働くには、まず必要な資格を取得しなければなりません。
厚生労働省に認可された保育士養成施設を卒業した場合は、卒業と同時に保育士資格が得られます。
そして、それ以外の方法で保育士を目指す方には「保育士試験」を受験するという道があります。
この保育士試験には、大きく分けて「筆記試験」と「実技試験」の2段階が用意されています。
ただし、実技試験を受けるには、まず筆記試験に含まれる8科目すべてに合格しなければなりません。そのため、計画的に学習を進める必要があります。
保育士試験は、毎年全国で4万人から5万人ほどが挑戦しており、合格率はおおよそ10%から20%台となっています。
決して簡単な試験ではありませんが、あきらめずに継続して取り組めば道は開けていきます。
試験の特徴として、一度合格した筆記科目は3年間有効とされている点が挙げられます。
この制度により、1回の試験ですべてをクリアしようとする必要はなく、数年かけて少しずつ合格を積み重ねるスタイルも可能です。
独学で参考書を使って勉強する方や、通信講座を活用して学ぶ方も少なくありません。
実際に、そうした努力によって資格を手にする方も多くいます。
以下に、それぞれの試験内容について詳しくご紹介します。
筆記試験の詳細
筆記試験では、以下の9科目が課されます。
- 保育原理
- 教育原理
- 社会的養護
- こども家庭福祉
- 社会福祉
- 保育の心理学
- こどもの保健
- こどもの食と栄養
- 保育実習理論
これらの試験はすべてマークシート方式となっており、各科目は50点満点、5つの選択肢から正しいものを選ぶ形式です。
すでに述べたように、1度合格した科目は3年間有効なので、計画的に合格を積み重ねていくことも可能です。
実技試験について(筆記試験合格者が対象)
筆記試験のすべてに合格した人だけが、実技試験に進むことができます。
実技試験では、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3つの分野から2つを自分で選び、実技を行います。
なお、幼稚園教諭免許を所持している方は、実技試験が免除されることもあります。
このように、すでに持っている資格や経歴に応じて、一部の試験が免除されるケースもありますので、自身の状況に応じて確認しておくとよいでしょう。
「保育士」と聞くと、こどもたちと一緒に歌を歌ったり、ピアノを演奏している姿を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、実際の試験ではピアノが絶対に必要というわけではありません。
ピアノ以外の楽器でも受験可能ですし、歌唱力や表現力が重要視される場合もあります。
受験資格について
保育士を目指す際、最初に確認すべきなのが「保育士試験を受験するための資格条件」です。
この受験資格を満たしていなければ、どれだけ意欲があっても試験を受けることはできません。
そのため、事前にしっかりと自身の経歴や学歴が条件に該当しているかどうかを確認しておくことがとても大切です。
以下に、代表的な受験資格の例をいくつか挙げました。参考にしてみてください。
不明点がある場合は、保育士試験事務センターへ直接問い合わせをすると、丁寧に対応してもらえます。
- 学校教育法に基づいた大学または短期大学をすでに卒業している方
- 学校教育法に基づく大学に2年以上在籍し、62単位以上を修得している方
- 学校教育法に基づいた短期大学の最終学年に在学中で、その年度内に卒業見込みである方
- 高等学校を卒業した後、児童福祉施設などにおいて2年以上かつ累計2880時間以上、児童の保護に携わった実務経験がある方 など
これらはあくまで一例であり、他にも条件を満たすケースが存在します。
保育士の資格を最短で取得したいと考えている方にとっては、自分がどの条件に該当するかを早めに調べておくことが、スムーズな学習計画の第一歩になります。
以上が、保育士になるために必要な試験についてのお話でした。
続いて、保育士を最短で目指すための学校の選び方について詳しく解説いたします。
保育士を最短で目指すための学校の選び方
ここからは、保育士を最短で目指すための学校の選び方について詳しく解説します。
厚生労働省指定の養成施設を選ぶことが大切
保育士を目指すためには、厚生労働省に認定された養成施設(大学・短期大学・専門学校など)を卒業することで、国家試験を受けずに資格を取得する道が開かれています。
これは「指定保育士養成施設」と呼ばれており、卒業と同時に保育士資格が得られる制度です。
そのため、保育士になるうえでどの学校を選ぶかは、非常に重要なポイントとなります。
学校選びにあたっては、まずパンフレットや公式ホームページをチェックして、その学校が厚生労働省に指定されているかどうかをしっかり確認しましょう。
そして、資格が取得できるだけでなく、自分自身が「ここで学びたい」と思えるようなカリキュラムが整っているか、学ぶ環境が自分に合っているかどうかを見極めることも大切です。
最短で保育士になりたい人には2年制の学校が向いてる
「できるだけ早く保育士として働き始めたい」という人にとっては、2年制の短期大学や専門学校を選ぶことが最短ルートといえるでしょう。
これらの学校では、必要な知識や実習をコンパクトに学ぶことができるため、効率的に資格取得を目指すことが可能です。
一方で、より幅広く専門的な知識を身につけたいという方には、4年制大学への進学も選択肢として有効です。
時間をかけてじっくり学びたい人や、将来的に保育現場でリーダーシップを発揮したいと考えている人には特におすすめです。
また、家庭や仕事の都合などで通学が難しい方でも、通信課程を利用すれば、自分のペースで学びながら保育士資格の取得を目指すことができます。
幼稚園教諭免許状を同時に取得できる学校にも注目
最近では、保育士資格とあわせて「幼稚園教諭免許状」を同時に取得できる学校が増えています。
こうした学校を選べば、卒業後に保育士としてだけでなく、幼稚園教諭としても働けるようになり、就職先の選択肢が一気に広がります。
特に注目したいのが、近年増加している「認定こども園」の存在です。
これは、保育所と幼稚園の両方の機能を持つ新しいタイプの施設であり、こういった園では両方の資格を持つ人材が求められています。
そのため、2つの資格を取得していることで、将来的により良い条件での就職が期待できるでしょう。
保育士を目指す際にかかる学費について
次に気になるのは、保育士になるための学校にかかる学費についてです。
学校ごとに金額は異なりますが、参考までに初年度に必要となる納入金の目安をご紹介します。
- 大学・短期大学の場合:おおよそ678,000円~2,267,000円程度
- 専門学校の場合:およそ290,000円~1,600,000円程度
なお、この金額には入学金や授業料、実習費などが含まれていることが多く、細かな内訳や支払い方法については各校の資料を確認するようにしましょう。
学費は大きな出費になりますが、将来の仕事に直結する投資と捉えて、無理のない範囲で選ぶことが大切です。
以上が、保育士を最短で目指すための学校の選び方でした。
最後に、保育士を目指すための就職活動の進め方とそのポイントについてお話していきます。
保育士を目指すための就職活動の進め方とそのポイント
保育士として働くためには、しっかりと準備を整えた上で就職活動に臨むことが大切です。
ここでは、保育士としての第一歩を踏み出す際に役立つ就職活動の流れと、その中で特に意識したいポイントについて詳しくご紹介していきます。
就職活動の全体的な流れ
まずは、保育士を目指すうえでの就職活動の全体像を理解することが必要です。
段階ごとの流れを把握し、自分のペースで取り組めるようにしておきましょう。
①業界研究をして保育の世界を知る
最初のステップは、保育業界についての理解を深めることです。
現在の保育業界が抱える課題やトレンド、そして今後の展望について調査することで、自分がどのような保育士になりたいのか、明確なイメージが湧いてきます。
こどもたちの成長を支える重要な仕事として、保育士が果たす役割をきちんと把握することで、志望動機の作成にも説得力が生まれます。
特に、「自分は何のためにこの職業を選ぶのか」という視点を持つことが大切です。
②自己分析で自分自身を深く掘り下げる
次に、自分がなぜ保育士を目指そうと思ったのかを振り返り、自己分析を行いましょう。
自身の性格やこれまでの経験をもとに、「保育士になりたい」と思うようになった背景を整理することで、自分の軸が見えてきます。
例えば、近所の公園で見かけた先生と園児の微笑ましいやりとりに心を動かされた経験や、保育士として働く親戚の姿に憧れを抱いた記憶など、実際の原体験があると説得力のある志望理由になります。
また、図書館で偶然手に取った保育関連の本がきっかけで興味を持つようになったというようなエピソードも、十分魅力的です。
面接時にも話しやすく、印象に残りやすいため、リアルな体験談を整理しておくと良いでしょう。
③学校で学んだ知識を整理しなおす
在学中に学んできた知識は、保育現場で働く際に必ず活かせる内容ばかりです。
改めて自分が学んできた授業内容を振り返り、特に興味を持った分野や印象に残った講義、実習などを整理しておきましょう。
例えば、発達段階の違いによるこどもへの接し方や、障がいを持つこどもたちへの支援方法など、特定の分野に関心があった場合、それが自分の保育観や将来目指したい姿に結びついていきます。
自分の関心がどこにあるのかを知ることで、就職先を選ぶ際の軸にもなります。
④理想とする保育園像を具体的に描く
「自分はどんな保育園で働きたいのか?」という問いに対して、明確な答えを持っている人は意外と少ないものです。
しかし、働く場所を選ぶことは今後のキャリアやモチベーションにも直結するため、とても重要です。
保育園には、公立・私立、大規模・小規模など、さまざまな形態があります。
待遇や勤務時間だけでなく、園の教育方針や運営方針、保育方針が自分の価値観と合っているかどうかもチェックしましょう。
また、障がいを持つこどもへの対応や、地域との関わりなども園ごとに特徴がありますので、自分の理想とする職場像を明確にしておくことが大切です。
⑤4月ごろ/情報収集を積極的に行う
4月に入ると、求人情報も徐々に出始める時期になります。
学校を通じた紹介だけでなく、自ら求人サイトや就職イベント、保育専門の紹介サービスを利用して情報を集めることが重要です。
求人サイトの利点は、幅広い条件で検索できるため、自分に合った園を見つけやすいという点です。
特に、これまで知らなかったような園や、新しく開園した施設を見つけるきっかけにもなります。
また、就職イベントに参加すれば、園の採用担当者と直接話ができ、園の雰囲気を実際に感じられる貴重な機会となります。
紹介サービスでは、自分の希望条件を伝えることで、条件に合った求人を紹介してもらえます。さらに、面接対策などのサポートを受けられることもあるため、積極的に活用してみましょう。
⑥6月ごろ/エントリーを開始する
6月になると、本格的にエントリーがスタートします。
学校では保育実習が始まる時期でもあるため、スケジュール管理が大切になります。
エントリーシートは、採用担当者があなたの人物像を最初に知る大切な書類です。
人気のある園には多くのエントリーが届くため、その中で印象を残すためには、「なぜその園を選んだのか」「自分のどこが他の応募者と違うのか」をしっかりと伝える必要があります。
自分の想いや適性をしっかりと言葉にして、読む人の心に響くエントリーシートを心がけましょう。
⑦8月ごろ/面接や試験、本格的な選考がスタート
8月頃になると、いよいよ本格的な選考が始まります。
面接や筆記試験、実技試験を実施する園も多く、事前にしっかりと準備をしておくことが求められます。
面接では、提出したエントリーシートに基づいて質問されるケースが多く、自分の言葉でしっかり伝える練習が必要です。
また、グループディスカッションがある場合には、他の参加者とのコミュニケーション能力や協調性なども見られます。
これらの選考に慣れておくためにも、早い段階で模擬面接を受けたり、実際の選考にトライしてみることをおすすめします。
実践を重ねることで自信がつき、自分の良さをより自然に伝えられるようになります。
以上が、保育士として就職を目指す方に向けた就職活動の流れとポイントの解説です。
自分自身の気持ちを大切にしながら、一歩ずつ着実に準備を進めていきましょう。
夢に向かうその歩みが、きっと実を結ぶはずです。