2025年8月4日
こどもたちの成長を支える!放課後等デイサービスの職種
放課後等デイサービスは、発達に特性のあるこどもたちが放課後や長期休暇中に安心して過ごし、日常生活や社会性を育むための福祉サービスです。こどもたちの成長を支えるためには、さまざまな専門職が連携し、それぞれの立場から支援を行っています。
「こどもが好き」「誰かの成長を支えたい」「福祉に関心がある」――そんな想いを持つあなたの力が、必要とされています。ここでは、放課後等デイサービスで活躍する主な職種と、それぞれの役割をご紹介します。
児童発達支援管理責任者(児発管)
こどもたち一人ひとりに合わせた支援計画を立て、スタッフと連携しながらその実施を管理・サポートしていくポジションです。
保護者や関係機関との調整役としても活躍し、チームの中核となって支援の質を高めていきます。
主な役割
- 利用児童ごとの「個別支援計画」の作成・管理
- 保護者との面談や相談対応
- スタッフへの指導・助言を通じた支援の質の向上
- 関係機関(学校、医療機関など)との連携
放課後等デイサービスの中核を担うポジション。福祉や医療の実務経験と、専門資格が必要です。
児童指導員
日常生活や集団活動を通じて、子どもたちの「できた!」を引き出していく役割です。
遊び・学び・生活の場面での支援を通じて、子どもたちの自信や社会性を育てていきます。
主な役割
- 日常生活動作の指導(身支度、片付け、食事のマナーなど)
- 集団活動(遊びやイベント)を通じた社会性の育成
- こどもの興味や感性を引き出すサポート
- 保護者との日々の連絡や記録作成
教員免許・保育士資格・福祉系経験がある方が多いですが、未経験・無資格でも採用可能な場合もあります(事業所による)。
保育士
専門的な知識と観察力を活かして、一人ひとりの発達に寄り添った支援を行う職種です。
遊びや学習、コミュニケーションなど幅広い関わりの中で、こどもたちの成長をじっくりサポートします。
主な役割
- こども一人ひとりに寄り添った個別支援
- 発達段階に応じた遊びや学習支援
- 安全・衛生管理への配慮
保育士資格が対象となる専門職です。こどもの成長を長期的に支えていきたい方に適しています。
理学療法士(PT)
こどもたちの身体機能の発達をサポートし、日常生活動作の向上を目指します。
運動機能や姿勢、バランスの評価を行い、一人ひとりに合った運動プログラムを作成・実施します。
主な役割
- 姿勢保持・歩行・バランスの支援
- 個別運動プログラムの作成・実施
- 運動面での課題への介入
- 他スタッフへの助言・連携
医療と福祉の両面からこどもの成長を支える専門職で、理学療法の知識と技術が活かせます。
作業療法士(OT)
日常生活に必要な手先の動きや感覚の発達を促し、こどもたちが自立した生活を送れるよう支援します。遊びや活動を通して、生活動作の習得や感覚統合に働きかけます。
主な役割
- 手先の動作や感覚統合の支援
- 日常生活動作(ADL)の支援
- 個別・集団活動の計画・実施
- 活動を通した発達支援
遊びを通じて楽しく支援を行い、こどもの成長を幅広くサポートする専門職です。
言語聴覚士(ST)
ことばやコミュニケーションの発達支援を行い、発語や理解、表現力の向上を目指します。
必要に応じて、摂食・嚥下の評価や支援も担当します。
主な役割
- 言語理解・発話の支援
- コミュニケーション支援(AAC等含む)
- 摂食・嚥下機能の評価・支援
- 保護者やスタッフへの助言
言葉の発達やコミュニケーションに課題のあるこどもたちの自己表現をサポートする専門職です。
こどもたちの成長を共に支える仕事
放課後等デイサービスでは、多様な専門職が協力し合い、発達に特性のあるこどもたちの成長を支えています。あなたの持つ知識や経験、そして「こどもが好き」という想いが、ここで活かせる場が必ずあります。
こどもプラスでは、未経験の方でも学びながら成長できる環境が整っている事業所も多く、チームで支え合う風土が根付いています。興味を持った職種があれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。
こどもたちの笑顔や「できた!」の瞬間に立ち会える喜びは、何物にも代えがたいものです。あなたの挑戦を心から応援します。