児童発達支援管理責任者(児発管)として経験を積み、次のキャリアステップとしてサービス管理責任者(サビ管)を目指したいと考えている方は多いのではないでしょうか。

児発管からサビ管になるには資格取得や実務経験など、いくつかのステップが必要となります。

しかし、具体的な道筋や必要な準備が分からず悩んでいる方も少なくありません。

この記事では、児発管からサビ管になるには何が必要なのか、キャリアチェンジを成功させるための具体的な方法や、実際の体験談などを詳しく解説します。

児発管とサビ管の役割の違いとは?

児発管からサビ管になるには、まず両者の役割の違いを理解することが重要です。

児発管は主に障害のあるこどもを対象に支援を行い、サビ管は主に障害のある成人を対象としています。

それぞれの役割や業務内容を理解することで、キャリアチェンジの方向性が明確になります。

児発管の主な仕事内容

児童発達支援管理責任者(児発管)は、障害のあるこどもたちの発達支援サービスを管理する専門職です。

具体的な業務内容は以下の通りです。

【対象者】

未就学児から高校生までの障害のあるこどもたち

【主な業務】

  • こどもの発達状況のアセスメント
    個別支援計画の作成と実施
    保護者との面談や相談対応
    療育プログラムの立案と実施
    スタッフへの指導や助言

【責任範囲】

こどもの発達段階に合わせた適切な支援の提供と、事業所全体の療育の質の管理

私が児発管として働いていた頃は、言葉の発達がゆっくりなこどもを担当していました。

その子の発達段階に合わせた個別の療育プログラムを作成し、あそびを通して言葉の発達を促す支援を行いました。

保護者との連携も大切な業務で、家庭でできる関わり方をアドバイスしながら、一緒にこどもの成長をサポートした経験があります。

サビ管の主な仕事内容

サービス管理責任者(サビ管)は、障害のある成人を対象とした福祉サービスを管理する専門職です。

具体的な業務内容は以下の通りです。

対象者

18歳以上の障害のある成人

主な業務

  • 利用者の生活状況やニーズのアセスメント
  • 個別支援計画の作成と実施
  • 関係機関との連携や調整
  • 地域の社会資源の活用
  • サービスの質の評価や見直し

責任範囲

利用者の自立と社会参加を促進するための支援体制の構築と、事業所全体のサービスの質の管理

児発管とサビ管に求められるスキルや知識の違い

両者には共通するスキルもありますが、対象者や支援内容の違いから、求められる専門性にも違いがあります。

児発管に必要なスキル・知識

  • 発達支援、療育、保育に関する専門知識
  • こどもの発達段階に応じた支援スキル
  • 保護者とのコミュニケーションスキル
  • 関係機関(学校や医療機関など)との連携スキル
  • スタッフへの指導・育成スキル

サビ管に必要なスキル・知識

  • アセスメント、ケアプラン作成に関する専門知識
  • 生活支援に関する幅広い知識
  • 関係機関(医療、就労、福祉など)との連携・調整スキル
  • 地域の社会資源に関する情報収集能力
  • 相談援助スキル

児発管とサビ管の実務上の違い【具体例】

児発管とサビ管の実務上の違いを具体例で見てみましょう。

児発管の例

私が児発管として担当していたAくん(5歳)は、自閉症スペクトラムがあり、コミュニケーションに課題がありました。

Aくんの場合、療育では絵カードを使ったコミュニケーション支援を行い、保護者との面談では家庭でも同じアプローチを取れるよう助言しました。

関係機関との連携では、将来の就学に向けて保育園や教育委員会と情報共有を行いました。

サビ管の例

サビ管が担当するBさん(25歳)は、知的障害があり、グループホームでの生活を始めました。

サビ管はBさんの生活全般のアセスメントを行い、自立した生活に必要なスキルを身につけるための個別支援計画を作成します。

また、就労支援事業所や医療機関と連携し、Bさんの就労と健康をサポートします。

地域の社会資源(余暇活動や地域イベントなど)を活用して、Bさんの社会参加を促進するのもサビ管の役割です。

児発管からサビ管になるには、これらの役割の違いを理解し、必要なスキルや知識を習得することが大切です。

児発管について総合的に知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。

児発管とは?児童発達支援管理責任者の仕事内容・なり方を徹底解説
児発管とは、障害のあるこどもたちの発達をサポートする児童福祉サービスにおいて中心的な役割を担う専門職です。正式名称「児童発達支援管理責任者」の略称である児発管は、こども一人ひとりの特性や成長段階に合わせた支援計画を立て、チーム全体をマネジメ...

以降の段落では、サビ管になるために必要な資格と条件について詳しく解説します。

児発管からサビ管になるために必要な資格と条件

児発管からサビ管になるには、必要な資格を取得することが必須条件となります。

サビ管になるためには、特定の資格と実務経験の両方が求められますが、児発管としての経験はこのプロセスで大きなメリットになります。

サビ管になるために必要な資格の種類

サビ管になるためには、以下のいずれかの資格と実務経験が必要です。

  1. 社会福祉士:社会福祉の専門家として、相談援助を行う国家資格
  2. 精神保健福祉士:精神障害者の社会復帰を支援する専門家としての国家資格
  3. 介護福祉士:介護の専門家としての国家資格
  4. その他の国家資格:看護師、理学療法士、作業療法士、公認心理師など
  5. 実務経験者:障害者の支援現場で一定期間(通常5年以上)の実務経験がある方

これらの資格や実務経験に加えて、「サービス管理責任者研修」を修了することが必要です。

各資格の取得方法と難易度、費用

各資格の取得方法や難易度、費用について詳しく見ていきましょう。

社会福祉士

  • 取得方法:指定養成施設で4年間学ぶか、福祉系大学を卒業するか、または実務経験(4年以上)を積んだ上で国家試験を受験
  • 難易度:国家試験の合格率は約30%程度
  • 費用:養成施設の場合は約400万円程度(4年間)、受験費用は約1.5万円
  • メリット:相談援助技術が身につく、福祉分野でのキャリアの幅が広がる

精神保健福祉士

  • 取得方法:指定養成施設で学ぶか、実務経験を積んだ上で国家試験を受験
  • 難易度:国家試験の合格率は約60%程度
  • 費用:養成施設の場合は約200万円程度(2年間)、受験費用は約1.5万円
  • メリット:精神障害に特化した専門性が身につく

介護福祉士

  • 取得方法:養成施設で学ぶか、実務経験(3年以上)を積んだ上で国家試験を受験
  • 難易度:国家試験の合格率は約70%程度
  • 費用:養成施設の場合は約200万円程度(2年間)、実務経験ルートの場合は受験費用約1.5万円
  • メリット:介護技術が身につく、介護現場での活躍が期待できる

児発管の経験が活かせる資格取得の道筋

児発管としての経験は、サビ管になるための道筋において大きなアドバンテージとなります。

  • 実務経験のカウント:児発管としての勤務期間は、サビ管になるための実務経験としてカウントされます。多くの場合、障害児支援の経験は障害者支援の経験としても認められます。
  • 知識の応用:児発管として習得した発達支援や個別支援計画作成のスキルは、サビ管の業務にも直接応用できます。
  • 研修の一部免除:一部の地域では、児発管研修を修了している場合、サビ管研修の一部が免除されることがあります。

私の場合、児発管として3年間勤務した経験が、サビ管になるための実務経験としてカウントされました。

また、児発管として個別支援計画を作成していた経験が、サビ管研修においても大いに役立ちました。

自治体による研修の違いと受講要件

サービス管理責任者研修は各都道府県が実施しており、受講要件や開催頻度は自治体によって異なります。

基本研修と実践研修

サビ管研修は「基本研修」と「実践研修」の2段階構成になっています。

基本研修修了後、実践研修を受講し、両方を修了することでサビ管の資格を取得できます。

分野別の研修

実践研修は「介護」「地域生活(身体)」「地域生活(知的・精神)」「就労」などの分野別に実施されることがあります。

自分が働きたい分野の研修を選択しましょう。

受講要件の確認

各自治体のホームページで受講要件や開催日程を確認しましょう。

多くの自治体では、年に数回しか開催されないため、計画的に申し込むことが重要です。

更新研修

2019年度から、5年ごとの更新研修が義務付けられました。

資格取得後も継続的な学習が必要です。

児発管からサビ管になるには、必要な資格や研修を計画的に取得することが重要です。

ご自身の状況や目標に合わせて、最適な資格取得の道筋を選択しましょう。

次に、具体的なキャリアパスと選択肢について解説します。

児発管からサビ管へのキャリアパスと選択肢

児発管からサビ管へのキャリアパスと選択肢

児発管からサビ管になるには、いくつかのキャリアパスが考えられます。

あなたの状況や目標に応じて、最適な道筋を選ぶことが重要です。

ここでは主な3つのキャリアパスとそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

現在の職場でサビ管資格を取得し異動する方法

多くの福祉法人では児童発達支援事業と障害者福祉サービス事業の両方を運営しています。

そのような法人に勤務している場合、現職場でサビ管の資格を取得し、法人内で異動するという選択肢があります。

メリット

  • 転職活動が不要で、スムーズなキャリアチェンジが可能
  • 法人の理念や文化に慣れているため、環境変化のストレスが少ない
  • 法人内でのキャリアアップが望める
  • 研修費用を法人が負担してくれる場合がある

デメリット

  • 希望する部署や事業所に異動できるとは限らない
  • 法人によっては障害者福祉サービスの事業規模が小さい場合がある
  • 同じ法人内での異動では給与アップが限定的な場合がある

実践ポイント

  1. まず上司や人事担当者に自分のキャリアプランを相談する
  2. 法人内の障害者福祉サービス事業所について情報収集する
  3. 法人の研修制度や資格取得支援制度を確認する
  4. サビ管研修の受講許可を得る
  5. 資格取得後、異動の希望を正式に伝える

私の知人は、児発管として5年働いた後、同じ法人内の就労継続支援B型事業所にサビ管として異動しました。

法人内での異動だったため、引継ぎもスムーズで、すぐに新しい役割に適応することができたそうです。

サビ管資格取得後に転職活動を行う方法

現在の法人に障害者福祉サービス事業所がない場合や、新しい環境でキャリアをスタートさせたい場合は、サビ管の資格を取得した後に転職活動を行う方法があります。

メリット

  • 自分の希望に合った職場を選べる
  • 給与・待遇面でのアップが期待できる
  • 新しい環境で成長できる
  • 幅広い経験を積むことができる

デメリット

  • 転職活動に時間とエネルギーがかかる
  • 新しい環境への適応が必要
  • 必ずしも希望通りの職場に就職できるとは限らない

実践ポイント

  1. サビ管の資格を取得する
  2. 希望する障害者福祉サービスの分野を絞り込む
  3. 求人情報を収集する(福祉専門の求人サイトやハローワークなど)
  4. 応募書類を準備する(児発管の経験をアピールするポイントを整理)
  5. 面接対策をする(児発管からサビ管へ転身する理由を明確に説明できるようにする)

福祉系の学校に通い直す方法

より専門性を高めたい場合や、国家資格の取得を目指す場合は、福祉系の大学や専門学校に通い直す方法もあります。働きながら学ぶ通信制や夜間コースも充実しています。

メリット

  • 体系的に福祉の専門知識を学べる
  • 社会福祉士などの国家資格取得が目指せる
  • 人脈が広がる
  • キャリアの選択肢が大幅に広がる

デメリット

  • 学費と時間がかかる
  • 仕事と学業の両立が必要
  • 卒業後に就職活動が必要な場合がある

実践ポイント

  1. 自分の目標に合った学校や課程を選ぶ
  2. 通信制や夜間コースなど、働きながら学べる選択肢を検討する
  3. 奨学金や教育訓練給付金などの支援制度を確認する
  4. 職場の理解を得る(時短勤務や研修休暇制度の活用など)
  5. 計画的に学習を進める

それぞれのキャリアパスのメリット・デメリット比較表

下記の表は、3つのキャリアパスを比較したものです。

ご自身の状況に合わせて参考にしてください。

キャリアパス 時間 費用 安定性 給与アップ期待 専門性向上
現職場で異動 ◎短期間 ◎低コスト ◎高い △限定的 ○一定程度
転職活動 ○中期間 ○中程度 △不確実 ◎期待大 ○一定程度
学校に通う △長期間 △高コスト ○比較的高い ◎期待大 ◎大幅向上

年齢や経験に応じた最適なキャリアパスの選び方

最適なキャリアパスは、年齢や経験、ライフスタイルによって異なります。

  • 20代~30代前半:長期的なキャリアを考え、学校に通って専門性を高めるのも良い選択肢です。時間とお金の投資が将来的に大きなリターンをもたらす可能性があります。
  • 30代後半~40代:仕事と家庭の両立も考慮し、現職場での異動や転職活動が現実的です。すでに持っている経験や人脈を活かしましょう。
  • 50代以上:培ってきた専門性や経験を活かせる方法を選びましょう。現職場での異動や、コネクションを活かした転職が効果的です。

私の場合、30代前半で児発管から地域の就労支援事業所のサビ管に転職しました。

児発管としての経験を活かしながら、新しい分野にチャレンジすることで、キャリアの幅を広げることができました。

児発管からサビ管になるには、自分の状況や目標に合ったキャリアパスを選ぶことが重要です。

次に、児発管の経験をサビ管でどのように活かせるのか、具体的な成功ポイントについて解説します。

児発管の経験をサビ管でどう活かすか?成功のポイント

児発管からサビ管になるには、これまでの経験を最大限に活かすことがポイントです。

児発管として培った知識やスキルは、サビ管の業務にも多くの場面で応用できます。

ここでは、児発管の経験をサビ管でどのように活かせるか、具体的な成功ポイントを解説します。

児発管経験が活きる業務領域

児発管の経験は、サビ管の以下の業務領域で特に活かすことができます。

1. 個別支援計画の作成

児発管として個別支援計画を作成してきた経験は、サビ管としての計画作成にも直接活かせます。

アセスメントの視点や目標設定の考え方は共通している部分が多いです。

2. チームマネジメント

児発管として療育スタッフを指導・育成してきた経験は、サビ管としてのチームマネジメントにも応用できます。

3. 家族支援

保護者対応の経験は、成人の利用者の家族支援にも活かせます。

特に、発達障がいのある成人の家族支援では、発達の特性を理解している強みを発揮できます。

4. 関係機関との連携

学校や医療機関など、様々な関係機関と連携してきた経験は、サビ管としての多職種連携にも活かせます。

児発管で培った発達支援の知識の応用方法

児発管として積み重ねてきた発達支援の知識は、サビ管として働く上でも大きな強みとなります。

発達の視点を活かしたアセスメント

  • 発達段階や特性に応じた支援の考え方を成人の支援にも応用できます
  • 特に発達障がいのある方の支援では、児発管時代の知識が直接活かせます
  • 生活スキルの獲得プロセスを発達の視点で捉えられます

強みを活かした支援アプローチ

  • 児発管時代に培った「強み(ストレングス)に注目した支援」の視点を活かせます
  • できないことに焦点を当てるのではなく、できることを伸ばす支援計画が立てられます

私が児発管から就労継続支援B型事業所のサビ管になった際、発達障がいのある利用者の作業環境調整に、児発管時代の知識が大いに役立ちました。

感覚過敏に配慮した環境設定や、視覚的な手がかりを用いた作業手順の提示など、児発管時代の支援方法を成人支援に応用することで、利用者の作業効率と満足度が大幅に向上しました。

保護者対応スキルの活かし方

児発管として培った保護者対応スキルは、サビ管としての家族支援にも活かせます。

傾聴と共感のスキル

保護者の話に耳を傾け、気持ちに寄り添ってきた経験は、利用者や家族の相談支援にも直接活かせます

情報提供と協働のスキル

専門的な情報をわかりやすく伝え、協力関係を築いてきた経験は、サビ管として家族や関係機関と連携する際にも役立ちます

課題解決のためのアプローチ

保護者と一緒に課題解決に取り組んできた経験は、サビ管として利用者や家族と目標を共有し、支援を進める際にも活かせます

サビ管として必要な追加スキルの習得方法

児発管からサビ管になる際に、新たに習得すべきスキルもあります。

ここでは、効果的な学習方法を紹介します。

1. 制度・法律の理解

  • 障害者総合支援法や報酬制度について学ぶ
  • 専門書や解説サイトで基本を学び、研修や勉強会に参加する
  • 実際にサービス提供している事業所で研修を受ける

2. 成人の生活支援スキル

  • 就労支援、生活支援、社会参加支援などの知識を深める
  • 専門研修や現場実習に参加する
  • 実際にサービスを利用している方の声を聞く機会をつくる

3. 社会資源活用のスキル

  • 地域の社会資源(就労支援、生活支援、医療、住居など)について情報収集する
  • 地域の連絡会や事例検討会に参加する
  • 関係機関と積極的に交流する

4. 地域連携のスキル

  • 地域自立支援協議会などの会議に参加する
  • 他事業所のサビ管との情報交換の場をつくる
  • 地域包括ケアの視点を学ぶ

児発管経験者のサビ管としての強み

児発管からサビ管になる最大の強みは、発達支援の視点を持っていることです。

この強みを活かすことで、他のサビ管とは一線を画した支援が提供できます。

発達の連続性を理解している

幼少期から成人期までの発達の連続性を理解していることで、長期的な視点で支援を考えられます

家族支援のスキルが豊富

保護者支援の経験が豊富なため、家族全体を視野に入れた支援が行えます

多様なコミュニケーション手段に精通している

非言語コミュニケーションや視覚支援など、多様なコミュニケーション方法を知っていることは大きな強みです

チームアプローチの経験が豊富

多職種連携の経験が豊富なことは、サビ管として様々な専門職と協働する際に活かせます

児発管からサビ管になるには、これまでの経験を最大限に活かしながら、新たに必要なスキルを習得することが成功の鍵です。

次に、実際に児発管からサビ管に転身した方々の体験談をご紹介します。

児発管からサビ管へ転身した実例と体験談

児発管からサビ管になるには、実際に成功した人の体験から学ぶことも大切です。

ここでは、実際に児発管からサビ管に転身した方々の体験談と、その過程で得られた知見をご紹介します。

実際に児発管からサビ管へ転身を果たした人のケーススタディ

ケース1:Aさん(30代女性)の場合

Aさんは児童発達支援センターで5年間児発管として勤務した後、同じ法人内の就労継続支援B型事業所にサビ管として異動しました。

転身の動機

「児発管として支援してきたこどもたちが成長した後の支援にも関わりたいと思ったことがきっかけでした。特に、就労支援に興味があり、こどもから大人までの一貫した支援体制づくりに貢献したいと考えました。」

現在の仕事内容

「現在は主に発達障がいのある方々の就労支援に携わっています。児発管時代に培った『特性に合わせた環境調整』という視点が、就労支援の現場でも非常に役立っています。」

ケース2:Bさん(40代男性)の場合

Bさんは放課後等デイサービスで3年間児発管として勤務した後、別法人のグループホームにサビ管として転職しました。

転身の動機

「放課後等デイサービスで関わっていたこどもたちが成長し、将来的に地域での自立生活を送れるようになってほしいと考えるようになりました。そこで、成人の地域生活支援に関わりたいと思い、グループホームのサビ管を目指しました。」

現在の仕事内容

「グループホームでは、利用者一人ひとりの生活スキルやコミュニケーション力を高める支援をしています。児発管時代のアセスメント力や個別支援計画作成のスキルが大いに役立っています。」

児発管からサビ管になるために要した期間と準備

実際に児発管からサビ管に転身した方々の多くは、6ヶ月〜1年程度の準備期間を経て転身しています。

主な準備内容は以下の通りです。

  1. 資格取得・研修受講:
    • サービス管理責任者基本研修と実践研修の受講
    • 必要に応じて社会福祉士や介護福祉士などの国家資格の取得
  2. 知識・スキルの習得:
    • 障害者総合支援法や関連制度の学習
    • 成人の支援に関する書籍や研修での学び
    • 事業所見学や先輩サビ管へのインタビュー
  3. 情報収集と人脈づくり:
    • 転職サイトやハローワークでの求人情報収集
    • 地域の連絡会や研修会への参加
    • SNSなどでの同業者との交流

児発管からサビ管になる際に直面した壁とその乗り越え方

児発管からサビ管への転身過程では、様々な困難に直面することがあります。

実際に転身した方々の体験から、典型的な課題とその解決策をご紹介します。

1. 制度や法律の理解の難しさ

障害者総合支援法や報酬制度の複雑さは、児発管からサビ管に転身する際の大きな壁となります。

児童発達支援とは異なる報酬体系や加算の仕組みが多く、覚えることは簡単ではありません。

この壁を乗り越えるためには、先輩サビ管に質問したり、専門書を繰り返し読んだりするのが効果的です。

また、すべてを一度に理解しようとせず、実務に関連する部分から優先的に学ぶことで、少しずつ理解を深めていくことができます。

同時期にサビ管になった仲間と勉強会を開くといった工夫も有効です。

2. 支援対象の変化への適応

こどもから大人へと支援対象が変わることで、コミュニケーションや支援方法の調整が必要になります。

特に、自己決定を尊重する支援への転換は、多くの転身者が直面する課題です。

この変化に適応するには、利用者一人ひとりとじっくり向き合い、信頼関係を築くことが基本となります。

他のスタッフの支援の様子を観察して学ぶことも効果的です。実は、児発管時代に培った「待つ」姿勢が、成人支援の現場でも大いに役立つことを多くの転身者が実感しています。

3. 関係機関との連携の広がり

児発管と比較して、サビ管は連携する関係機関がはるかに多くなります。

就労支援や生活支援、医療など様々な分野との調整が必要で、専門用語や各機関の役割理解に時間がかかることは避けられません。

この課題に対しては、地域の連絡会に積極的に参加し、顔の見える関係づくりを心がけることが重要です。

分からないことを素直に質問する姿勢と、各機関のパンフレットや資料を集めて勉強するなどの地道な努力が実を結びます。

一つひとつの利用者支援を通じて、少しずつ連携の輪を広げていくことができるでしょう。

転身後の仕事の変化と感想

児発管からサビ管への転身は、仕事内容に大きな変化をもたらします。転身を経験した支援者たちからは、次のような感想が聞かれます。

支援対象の変化による新たな発見

こどもから大人への支援対象の変化は、多くの支援者にとって新たな発見の連続です。

児発管時代は「将来」を見据えた支援が中心でしたが、サビ管としては「今」の生活と「これから」を一緒に考える支援に変わります。

利用者の人生経験から学ぶことも多く、互いに成長できる関係性が生まれることにやりがいを感じる支援者は少なくありません。

視野の広がり

サビ管の業務を通じて、地域の社会資源や制度についての知識が格段に増えることも大きな変化です。

児発管時代よりも視野が広がり、地域全体の支援体制を考えるようになります。

利用者の生活全般を支える責任は重くなりますが、その分、支援者としての成長を実感できる機会も増えます。

キャリアの広がり

サビ管になることで、キャリアの選択肢が広がることも重要な変化です。

障害者福祉サービスの種類は多岐にわたるため、自分の興味や強みに合わせて活躍の場を選べるようになります。

将来的には管理者や相談支援専門員など、さらなるキャリアアップも視野に入れることができるようになるのです。

アドバイスとまとめ

児発管からサビ管への転身を考えている方に向けて、経験者たちから共通して聞かれるアドバイスをまとめました。

計画的な準備を

サビ管研修は年に数回しか開催されないことが多いため、計画的に申し込むことが大切です。

また、研修受講中から積極的に情報収集を行い、転身後のイメージを具体的に描いておくことで、スムーズな転身が可能になります。

強みを活かし弱みを克服する意識を

児発管としての経験は、サビ管になる上で大きな強みとなります。

特に発達支援の視点や個別支援計画作成のスキルは、サビ管の業務にも直接活かせます。

一方で、制度面や成人支援の知識は弱みになりがちですので、意識的に学ぶ姿勢が必要です。

人脈を大切に

転身後も児発管時代の人脈を大切にすることは非常に重要です。

こどもから大人への支援の連続性を考える上で、児童期の支援者とのつながりは貴重な資源となります。

また、新たなサビ管としての人脈も積極的に広げていくことで、支援の幅が広がります。

児発管からサビ管になるには、これまでの経験を活かしながら新たな知識とスキルを習得する姿勢が大切です。

実際に転身を果たした方々の体験から学び、自分自身のキャリアパスを描いていきましょう。

次に、サビ管の給与・待遇と将来性について解説します。

サビ管の給与・待遇と将来性

児発管からサビ管になるには、給与や待遇の変化も重要な検討ポイントです。

ここでは、児発管とサビ管の給与の違いや、将来性について解説します。

児発管とサビ管の平均給与の違い

一般的に、サビ管は児発管よりも給与水準が高い傾向にあります。

これは、責任の範囲や業務の複雑さが増すためです。

具体的な数字で見てみましょう。

平均月給の比較

  • 児発管の平均月給:約25万円〜30万円
  • サビ管の平均月給:約28万円〜35万円

※給与には基本給のほか、資格手当や役職手当などが含まれます。また、経験年数や保有資格によっても異なります。

年収の比較

  • 児発管の平均年収:約350万円〜450万円
  • サビ管の平均年収:約400万円〜550万円

サビ管は児発管と比較して、平均で月給で3万円〜5万円、年収で50万円〜100万円程度高い傾向にあります。

これは、サビ管の業務範囲が広く、責任も大きいためです。

ただし、これはあくまで平均値であり、法人の規模や種別、地域によっても大きく異なります。

地域や施設種別による給与差

サビ管の給与は、地域や施設種別によっても差があります。

地域による給与差

  • 都市部:大都市圏(東京、大阪、名古屋など)では、給与水準が比較的高い傾向があります。東京都内では、サビ管の平均月給が30万円〜40万円になることもあります。
  • 地方:地方都市や郡部では、都市部よりも給与水準が低くなる傾向があります。ただし、生活費も安いため、実質的な生活水準は都市部と大きく変わらないことも多いです。

施設種別による給与差

  • 障害者支援施設:入所施設は24時間体制での支援が必要なため、比較的給与水準が高い傾向があります。
  • 生活介護事業所:医療的ケアが必要な方への支援など、専門性が高い場合は給与も高めに設定されていることが多いです。
  • 就労支援事業所:就労継続支援A型・B型、就労移行支援などの就労系サービスでは、事業の収益状況によって給与に差があります。
  • グループホーム:小規模な事業所が多く、給与水準は比較的低めの傾向がありますが、働き方の自由度が高いことも特徴です。

法人規模による差

  • 大規模法人:職員数が多い大規模法人では、給与体系が整備されており、昇給やボーナスが安定している傾向があります。
  • 中小規模法人:小規模法人では給与水準が低めの傾向がありますが、柔軟な働き方ができたり、現場の裁量が大きかったりするメリットもあります。

キャリアアップの可能性

サビ管になった後も、さらなるキャリアアップの可能性があります。

サビ管からのキャリアパス

サビ管からのキャリアパス

  1. 管理者・施設長:サビ管としての経験を積んだ後、事業所の管理者や施設長になるケースが多いです。管理者になると、さらに給与アップが期待できます(平均月給35万円〜45万円程度)。
  2. 相談支援専門員:サビ管の経験を活かして相談支援専門員になるキャリアパスもあります。地域の相談支援の中核を担う重要な役割です。
  3. 法人本部の役職:大規模法人では、サビ管の経験者が法人本部の管理職(部長、課長など)に就くケースもあります。
  4. 独立・起業:経験を積んだ後、自ら事業所を立ち上げるケースもあります。特に、地域に不足しているサービスを提供することで、社会貢献とキャリアアップを両立できます。

スキルアップの方向性

  • 専門分野の深化:特定の障害(発達障がい、精神障害など)や支援方法(就労支援、地域生活支援など)に特化したスペシャリストになる道があります。
  • マネジメント能力の向上:人材育成やチームマネジメント、財務管理などのスキルを高めることで、より上位の管理職を目指せます。
  • 資格取得:社会福祉士や精神保健福祉士などの国家資格を取得することで、キャリアの幅が広がります。

福祉業界の今後の動向とサビ管の需要

福祉業界全体の動向から見ると、サビ管の需要は今後も高まると予想されています。

増加する障害福祉サービスの需要

  • 障害者の地域生活への移行が進み、地域での支援体制の充実が求められています。
  • 精神障害や発達障がいのある方の利用が増加傾向にあり、専門的な支援の必要性が高まっています。
  • 高齢化に伴い、障害のある方の高齢化も進んでおり、より複合的な支援が必要になっています。

サビ管の役割の重要性の高まり

  • 質の高いサービス提供のために、サビ管の専門性や管理能力がますます重視されています。
  • 2019年度からのサビ管研修制度の見直しにより、より実践的な知識とスキルを持つサビ管の育成が進められています。
  • 地域共生社会の実現に向けて、多機関連携のコーディネート役としてのサビ管の役割が注目されています。

人材不足と処遇改善

  • 福祉業界全体で人材不足が課題となる中、サビ管など中核を担う人材の確保・定着が重要視されています。
  • 処遇改善加算の拡充など、給与・待遇の改善に向けた取り組みが進められています。
  • キャリアアップの仕組みの整備が進み、サビ管としてのやりがいと報酬のバランスが改善される傾向にあります。

児発管からサビ管になるには、給与や将来性も大切な判断材料です。

一般的にサビ管は児発管よりも給与水準が高く、キャリアアップの可能性も広がります。

また、福祉業界全体の動向から見ても、サビ管の需要は今後も高まると予想されています。

次に、サビ管の仕事の魅力とやりがいについて解説します。

サビ管の仕事の魅力とやりがい

児発管からサビ管になるには、仕事の魅力ややりがいを理解することも大切です。

ここでは、サビ管ならではの仕事の魅力と、児発管からステップアップするメリットについて解説します。

サビ管ならではの仕事の魅力

サビ管の仕事には、他の福祉職にはない独自の魅力があります。

支援の幅広さと奥深さ

サビ管は利用者の生活全般を支援するため、支援の幅が広く、奥が深いのが特徴です。

就労、日中活動、住まい、余暇、人間関係など、様々な側面から利用者の人生に関わることができます。

児発管と比べて、利用者の人生全体を見渡せる点が大きな魅力です。

こどもの成長発達を支援する喜びとはまた違った、大人の人生に寄り添う喜びがあります。

支援の自由度と創造性

サビ管は個別支援計画の作成から実施、評価まで一連のプロセスに責任を持つため、自分の考えや創意工夫を活かした支援ができます。

例えば、利用者の強みを活かした新しい作業プログラムを提案し、実現することで、利用者の自信につながり、支援者もやりがいを感じられます。

チームをリードする立場

サビ管はチームの中核としてスタッフを指導・育成する立場にあります。

人を育てる喜びも大きな魅力です。

スタッフが成長していく姿を見るのは、大きな喜びの一つです。児発管時代に先輩から学んだことを、今度は自分が後輩に伝えていくことができます。

利用者の自立支援に関わる喜び

サビ管の最大の喜びは、利用者の自立と社会参加を支援できることです。

成長の瞬間に立ち会える喜び

就労移行支援事業所のサビ管として、利用者が就職を決めた瞬間や、初めての給料を手にした時の喜びに立ち会えることは何物にも代えがたい経験です。

児発管時代もこどもの成長を見守る喜びがありましたが、大人の方が新たな一歩を踏み出す姿を支援できるのはサビ管の醍醐味といえるでしょう。

長期的な関わりと変化

児発管の場合は、こどもの成長とともに卒業・修了の時期が来ますが、サビ管は長期にわたって利用者と関わることができます。

何年もかけてゆっくりと変化していく様子を見守れることが素晴らしいと感じる支援者は少なくありません。

時には挫折や停滞もありますが、長い目で見たときの成長や変化に立ち会えることが大きな喜びです。

人生の質の向上に貢献できる

グループホームのサビ管として、利用者の「暮らし」全体を支援できることにもやりがいがあります。

安心して過ごせる住まいがあることで、利用者の表情が明るくなり、新しいことにチャレンジする意欲が湧いてくる様子を見ると、この仕事を選んで良かったと実感できます。

多職種連携による地域貢献

サビ管は様々な専門職や機関と連携し、地域福祉の向上に貢献できる立場です。

地域のネットワークづくり

サビ管になると、地域の様々な機関や専門職とのつながりが広がります。

医療、就労、教育、行政など、多様な分野の人たちと連携することで、利用者を多角的に支援できるようになります。

また、地域の課題解決に向けた取り組みにも参画できるようになり、一人の支援者としての視野が大きく広がります。

地域資源の開発

地域に必要な社会資源がないとき、サビ管はその開発に関わることもできます。

例えば、地域に余暇活動の場が少ないという課題があれば、地域住民と協力して余暇支援プログラムを立ち上げるなど、地域のニーズに応えるサービスを創り出せることも、サビ管の大きなやりがいです。

専門性を活かした働き方

サビ管は専門性を活かしながら、自分らしい働き方を追求できます。

専門分野の追求

発達障がいのある方への支援に特化したサビ管として働くなど、児発管時代に培った発達支援の知識を活かしながら、成人期の発達障がい支援の専門性を深めることができます。

特定の分野に特化することで、より質の高い支援が提供できる点にやりがいを感じる支援者も多いでしょう。

専門知識の発信

サビ管としての専門性を深めることで、研修講師や執筆活動など、知識や経験を発信する機会も増えます。

現場での支援だけでなく、後進の育成にも関われることが嬉しいという声もよく聞かれます。

また、他の事業所との情報交換の場で発言する機会も増え、業界全体の質の向上に貢献できる実感も得られます。

児発管からステップアップするメリット

児発管からサビ管へのステップアップには、以下のようなメリットがあります。

キャリアの幅の広がり

児発管からサビ管になることで、活躍できるフィールドが広がります。

児童分野だけでなく、成人の様々なサービス(就労支援、生活介護、グループホームなど)で経験を積むことができます。

また、相談支援専門員や管理者など、次のキャリアステップも見えてきます。

収入アップの可能性

サビ管になると、給与面での待遇が改善されることも多いです。

資格手当や役職手当が加算され、児発管時代より月給で約4万円アップしたという例もあります。

責任は重くなりますが、それに見合った対価が得られる点は大きなメリットです。

視野の広がり

児発管からサビ管になって良かった点として、支援の視野が広がることもあげられます。

児童期から成人期までの一貫した支援の流れを理解できるようになり、より長期的な視点で支援を考えられるようになります。

両方の経験があることで、ライフステージ全体を見通した支援ができることは大きな強みとなります。

児発管からサビ管になるには、こうした仕事の魅力ややりがいを理解し、自分自身のキャリアビジョンと照らし合わせることが大切です。

サビ管としての新たな挑戦は、これまでの児発管としての経験をさらに深め、広げる機会となるでしょう。

最後に、児発管からサビ管へのキャリアチェンジ成功の秘訣をまとめます。

児発管からサビ管へのキャリアチェンジ成功の秘訣

児発管からサビ管になるには、計画的な準備と前向きな姿勢が欠かせません。

ここでは、これまでの内容を踏まえて、キャリアチェンジ成功のためのポイントをまとめます。

キャリアチェンジ計画の立て方

児発管からサビ管へのキャリアチェンジを成功させるためには、具体的な計画を立てることが重要です。

以下は、段階的なキャリアチェンジ計画の例です。

短期目標(3〜6ヶ月)

  • サビ管について情報収集する(書籍、インターネット、セミナーなど)
  • サビ管としての将来像を具体的に描く
  • サビ管研修の申込時期や受講要件を確認する
  • 必要に応じて国家資格取得の準備を始める
  • 障害者総合支援法や報酬制度について学ぶ

中期目標(6ヶ月〜1年)

  • サービス管理責任者研修を受講する
  • サビ管として働く職場の情報収集を行う
  • 必要な国家資格を取得する
  • 成人支援の現場を見学し、イメージを具体化する
  • サビ管として働く先輩にインタビューする

長期目標(1年〜2年)

  • サビ管として就職または異動する
  • 新しい職場や役割に適応する
  • 児発管の経験を活かしながら新たなスキルを習得する
  • サビ管としてのキャリアを築いていく

長期的なキャリア設計の重要性

児発管からサビ管へのキャリアチェンジは、長期的なキャリア設計の一環として考えることが大切です。

5年後、10年後のビジョンを描く

「5年後、10年後にどんな支援者になっていたいか」という長期的なビジョンを持つことが重要です。

単に「児発管からサビ管になる」という短期的な目標だけでなく、「どのような支援を行いたいか」「どのような役割を担いたいか」という本質的な問いに向き合いましょう。

専門性の方向性を考える

サビ管になった後も、どの分野で専門性を高めていくかを考えることが大切です。

発達障がい支援、精神障害支援、就労支援、地域生活支援など、自分の強みや関心を活かせる分野を見つけましょう。

学びの継続

福祉の世界は常に変化しています。

サビ管になった後も学びを継続し、最新の知識や技術を身につけることが長期的なキャリア形成には欠かせません。

研修やセミナー、書籍などを通じて学び続ける姿勢を大切にしましょう。

このように、児発管からサビ管になるには、様々な準備や挑戦が必要です。

しかし、その先にはより広い視野と深い専門性、そして新たなやりがいが待っています。

あなたの持つ経験と熱意を活かし、サビ管としての新たな一歩を踏み出してください。

あなたの挑戦が、障害のある方々の人生を豊かにするとともに、あなた自身のキャリアも豊かなものにしてくれるでしょう。

あなたの新たな挑戦を心から応援しています!